学校生活

【高校理科】生物探究活動 研究発表会

 5年目を迎える、生物の探究活動の研究発表会が開催されました。
➡発表の様子(ダイジェスト動画)はこちら
2018年より高校2生理系クラスの生物の授業内では、生徒たちが自ら、生物分野における仮説を立て、実験、考察をし、発表をする授業を展開しています。
1~2カ月かけて実験を重ね、9月14日に発表会を実施しました。
この授業を通じて、実験を組み立てる計画力、結果を客観的に分析する論理的思考力の育成を目指しています。
研究段階では関東学院大学理工学部の教授にもご協力いただきアドバイスをいただきました。
事後アンケートにて今回の活動で成長した力(複数回答可)を調べたところ、生徒の83%が主体性(物事に進んで取り組む力)、論理65%が実行力(目標を設定し確実に行動する力)、57%が柔軟性(意見の違いや立場を理解する力)と回答しました。

研究発表で使用したスライドは、本校の理科フロアに1年間掲示されます。

【2022年度の研究題目】
① 味覚と視覚の相関性について ~色覚、味覚、食感を駆使して苦手な味を克服できるか~
②ジャガイモのデンプン量の測定法とデンプン貯蔵条件の検討
③昆虫の光走性とその波長について 〜なぜ発光キノコは緑色に光るのか〜
④ヒトに与えるアメとムチの効果の検証 〜褒める、叱る 人が成長するのはどちらか〜
⑤プラナリアの再生と記憶
⑥ダンボールコンポストによる堆肥作成の条件検討とハツカダイコンへの発芽の影響
⑦踏み込みによる地表植物の植生の変化

⑧感情による会話中のしぐさと変化

【生徒の感想】(一部抜粋)
・今回興味のあることを調べて前よりもっと興味が深まりました。メンバーと協力する力など周りの人と協力する力が成長したなと今回の探究で思いました。(男子Kくん)
計画を立てて取り組むことができるようになった。なぜ、どのようにしてなどを論理的に考えるのが難しかった。(男子Mくん)
自分はいつも人に引っ張られる側だったけど、今回の活動を通して自ら積極的に取り組むことができてよかった。(男子Sくん)
発表会自体初めての体験だったので緊張していましたが、班のメンバーと協力して実験計画を立てたり、意見を交換しながら原稿を考えたりと、普段の授業では味わえない貴重な体験ができました。(女子Aさん)
自分達で文献を探し、知らない情報を研究するのは楽しかったしおもしろかった。 みんな
の予定を合わせ実験をすることや、参考文献を要約したりするのが難しかったです。
(女子Nさん)
今回の学習を通して反省した部分が多々ありました。 グループの皆でひとつになって1個のレポートを仕上げるのがどれだけ大変かを知ることが出来ましたし計画的に物事進めることの重要さを改めて感じました。次からはそれを改善しこれからの生物での学びや実験にいかせたらなと思います。(女子Kさん)
大学に入って研究をするときに役立つようなことを体験できてよかった。中学の時の実験は、やってることが全くわからずつまらないと感じることもあったが、今回の探究でそのようなつまらなさを克服できた。 なので今後このような機会がまたあれば、また積極的に取り組みたいとおもう。(男子Iくん)


 
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