進路指導について（方針・ビジョン）

関東学院には本気で生徒と向き合ってくださる熱心な先生が多いと感じました。生徒と先生の垣根が低く、相談しやすい環境が整っていると思います。それは学習面や生活面はもちろん、進路指導についても同様です。私は指定校推薦で聖マリアンナ医科大学に進学しました。「お医者さんってかっこいいなぁ」という漠然とした憧れは抱いていましたが、高校の生物の授業で、学問としての生物学・医学のおもしろさに気づき、本格的に医学部を目指すきっかけになりました。現在は第5学年に在籍し大学病院での臨床実習中です。臨床実習では約1年半かけてすべての診療科を回り、チームの一員として毎日病院での診療に参加しています。卒業試験、就職活動、国家試験と突破しなければならない壁も多いですが、どの科に進むとしても、「診てもらうと安心する」と思ってもらえるような医師になりたいと思います。

本校では中高６年間で将来を考える様々な機会を提供し、ぐるぐると悩みながら、じっくりと社会と自分に向き合う「SPIRAL PLAN」を掲げています。悩み抜いた進路は、国公立大学・難関大学、留学、芸術系やスポーツ系、医師を目指す者など、多様化しています。個々の進路希望が叶うよう、入試に向けた授業や補習はもちろん、例えば、芸術系やスポーツ系分野を専攻する生徒向けの選択科目があったり、医学部志望者が集まり、医学部OBを招いて討論対策を行ったりもしています。私たち教員は、生徒自身が決めた進路をしっかりと後押しすることを大切にしています。思い描く将来はそれぞれですが、個々が持つ能力を活かし、その人なりの形で、本校での学びを社会貢献につなげてほしいですね。それこそが真の「自己実現」だと思います。