学校生活
【海外研修】イートンカレッジサマースクールに参加しました。
創立は1440年（日本は室町時代）。英国王室の王子たち、歴代の英国首相（20人）も在籍し、昔英国上流家庭では男の子が誕生したらすぐに名前を登録すると言われていた学校なのです。
入学すると25あるハウスと呼ばれる寮で全員が生活します。
ハウスでは13歳から18歳までの学生が縦割りで一緒に生活し、ハウスごとにスポーツ大会なども行われ、その結束力は強いのです。
イートン生は入学すると徹底的に「ノブレス・オブリージュ（身分が高いものが果たすべき社会的責任と義務、高い倫理観）」を教え込まれます。
だから校則は厳しいし、マナーにもうるさい。遅刻は罰せられる。関東生は大丈夫だったのだろうか？
今回イートン・カレッジ・サマーコースには関東学院から24名（女子14名、男子10名）の高校生が参加しました。
きっと素晴らしい経験ができたことと思います。東京の巣鴨高校（男子校）、千葉の市川高校（共学）、長崎の青雲学園（共学）も同じグループにいて、他校との交流も良い経験となったことでしょう。
コース終了時には、ベスト・ダイアリー賞、モスト・インプルーブド賞がクラスごとに選出されます。
関東学院からなんと二名の生徒が選出されたとのこと。素晴らしいです。よく頑張りましたね。
イートンとの関係が今後も続けていけると良いですね。
ギャップイヤーの卒業生が来日することもありますので、その時はぜひ関東学院でお世話したいと思います。
校長 森田祐二
【参加生徒の感想】
高校2年生
私はイートンサマースクールでの経験を通して、英語力はもちろん、自分自身を成長させることができました。
私がこのスクールに参加しようと思ったきっかけのひとつに、海外での生活を通じて英語の苦手意識をなくすことがありました。現地の先生やスタッフの方々はとても優しく、私が何を話せばよいか分からない時や、英語に詰まった時も最後まで熱心に話を聞き、これが言いたいのではと予想してくれました。このような現地スタッフの方々の雰囲気作りによって、私は初めてやることでも恐怖心や不安をあまり抱えず、率先して活動に取り組めることが増えました。そのおかげで英語が苦手だった私が、段々英語を喋るとこが楽しくなってきて喋ることができるようになりました。
また、今回のプログラムは現地の方はもちろん、日本の中でも遠いところに住んでいる他校の人とも2週間一緒に過ごしました。学校ではいつも決まったメンバーで過ごしがちな私は、考えが固まっていたように感じます。多様な人と関わりをもち、その考え方に触れることで、自分の考え方に対して、別の視点からも考えてみることでき、思考力が高まったように感じました。
観光の時間も、コロナ禍で外出があまりできていなかった私にとって文化の違いを肌で感じることができ、とても魅力的でした。ロンドン観光では道路に馬に乗った警察官がいたり、国会の前に馬に乗った兵隊さんがいたり町のあちらこちらに馬がいたことが日本との違いで印象的でした。またウィンザーやポーツマス、ストーンヘンジでの歴史を学ぶ機会も、ただ行っただけで終わらず良い学びになりました。
高校2年生
今回のサマースクールは私にとって初めての長期海外滞在ということもあり、たくさんの不安がありました。しかし、現地のスタッフなど触れ合う方々はみな優しく温かく接して下さり、不安など感じる時間もないくらい楽しい時間を過ごす事が出来ました。
プログラム中は、英語，英国の歴史の勉強、スポーツやゲームなどのアクティビティでスケジュールが埋まり1日1日がとても充実していました。また、クラスには自分とは違った環境で生活している、日本の各地域から来た生徒達がいてその人達と一緒に生活することは新鮮でとても刺激になりました。
最後に、修了式でベストダイアリー賞という賞をいただく事ができサマースクールでの成果を残すことが出来て嬉しかったです。
こうした貴重な学びや経験によって生まれたたくさんの気づきは、視野を広げることに繋がり、行く前の自分とは大きく変われた気がします。改めてこのような機会を設けてくださった校長先生、行かせてくれた両親には本当に感謝しかありません。
高校2年生
イートンサマースクールでは、学生寮での滞在となりました。他校生も交えクラス分けをし、午前中はクラスごとに英国の歴史や文化を学び、午後は観光やアクティビティを楽しみ、歴史深く美しい景色の中、伝統あるイートン校で今しかできない貴重な体験が出来ました。
中でも他校生と出会えて寝食を共にした事は、とても楽しく素晴らしい経験となりました。他校生の中には寮生活をしている人もおり、様々な人と関り、他校の学校生活や勉強への取り組み、将来の夢や目的意識の高さを知り、刺激を受けたサマースクールは大きな財産となりました。仲良くなった友達との再会も楽しみです。
