学校生活について
DIVERSITY
モーバンカレッジ研修
サマースクール
昨年度から始まりましたイートン校のサマーコースですが、今年はイートン校が修理のためすべての学校が受け入れできない状態となっていました。本校では今年度Malvern College(モーバンカレッジ)にて実施させていただけることになりました。来年度からはまたイートン校で実施される予定です。
<モーバンカレッジ研修>
高校1年生・2年生の希望者がイギリスのMalvern College Summer Courseに参加して参りました。Malvern Collegeは1865年に創立された、伝統あるBoarding School(全寮制の学校)です。その学生寮に滞在し、英語の授業はもちろんのこと、他の国から来た生徒たちとの交流スポーツ大会“Olympic”に参加したり、モーバンの街でのFieldwork、湖水地方の街やシェイクスピアの生家、エジンバラへの遠足など、イギリスでしか経験できない有意義な日々を過ごしてきました。Malvernでの経験が今後の学びに活かされることを願っております。
参加生徒の感想
「今しか出来ないこと」
【高1】
モーバンカレッジで過ごした10日間は、行く前は長いと思っていましたが、あっという間でした。その短いと思える十日の中で、私達はたくさんのことを経験し、吸収してきました。
中でも私が色濃く感じたのが、「人」です。今まであまり話したことがなかった同級生、部活外の先輩、国を越えた友達とも知り合うことができました。この出会いはきっと今回参加しなければ繋がらなかった縁なのだと思います。プログラムの1つだった学校混合の“Olympic”では、中国人の友達ができました。もちろん会話は全て英語です。伝えるのが難しいな、と感じることもありましたが、「伝えたい」という思いがあれば相手も理解しようとしてくれる、と知る機会になりました。
私は部活との兼ね合いなどもあって、今回このサマースクールに参加するかどうか締め切りギリギリまで迷いました。しかし、コロナ禍により小学校の卒業式の縮小などを経験し、「できることはできるうちにやろう」「今やりたいことは、今しかできないことかもしれない」という思いがあり、参加を決めました。この選択を私は後悔していません。今回の経験はきっと私の成長の糧になったと思います。
また、今回のサマースクールは私の将来の目標をより明確なものにしてくれました。元々英語を使った仕事をしたいなという思いがありましたが、会話などを通じて考え方の違いなどを知り、「もっと知りたい。考えを広げたい。世界を知りたい!」と感じました。進路について考える時期にこの経験ができたことは宝物です。
今回は参加を迷った人や、行ってみたいと思った人は来年ぜひ参加して下さい。きっと一生の思い出になります。
「イギリス研修を終えて」
【高1】
私は高校生になったら、一度海外に行きたいと思っていたので、今回イギリス研修が開催されることを知り興味を持ちました。
モーバンカレッジは広大な敷地の中で、自然にも恵まれ、歴史を感じさせる礼拝堂や校舎があるとても魅力的な場所でした。私たちは寮で、他校の生徒と一緒に協力して生活する中で、親睦を深め、楽しく過ごすことができました。
英語の授業では、みんなの前で話すプレゼンテーションが多く、人前で英語を話すことに少し自信がついたと思います。授業の合間にクッキーや飲み物をもらって休めるbreak timeや、現地の先生から教えてもらった日本にはない新しいゲームなどを通して、イギリスとの文化の違いも感じました。
研修で訪れたコッツウォルズの絵本のような街並みや、ウスター大聖堂、世界遺産に登録されているスコットランドのエジンバラなどの名所はもちろん、街中を歩くだけでも見たことのない景色ばかりで楽しかったです。
二週間はあっという間でしたが、沢山の思い出と新しい発見や出会いで溢れた最高な時間でした。機会があればまた行きたいと思います。
「学びは続く」
【高2】
私が今回のイギリス研修で学び、気付きになったことは大きく挙げて2つです。まずスポーツは世界共通のコミュニケーションツールであるということ、そしてネイティブとの会話は英語力の底力を試す機会になったということです。
寮でのアクティビティの時間に今回の研修に参加している私たち日本人と中国人などで一緒になってグループになり、5チームほどに分かれ、スポーツ大会を行いました。同じルールのもとで競い合うので面白いミスや驚くようなプレーが出れば盛り上がる。言葉の壁を越えて互いのプレーを賞賛し合い、距離を縮めてくれるスポーツの良さを学びました。私は言葉だけでなくスポーツも活用したコミュニケーションは自分にとって有効な手段になると実感しました。
また現地の人との会話は伝えたいことの表現力と瞬発力が試されました。英語が伝わったという経験は、自分にとって大きな自信になりました。この経験をどう生かすか、次のステップにつなげるための学びは続きます。