卒業生メッセージ
CHALLENGE
6年間で見つけた夢が人生の挑戦に
本多技研工業株式会社(技術部出身 2018年度卒業生)
後藤 充良
関東学院中高で技術部に出会い、エコカー製作に取り組む中でものづくりの楽しさを知りました。エコカー製作は年に1回大会に出場するのですが、HONDAが主催する大会でもあります。それがきっかけでHONDAについて調べるようになり、挑戦したい意思ばあればさまざまなことに取り組める技術部と同じような環境があるのではと感じ、HONDAに就職しました。
関東学院中高の6年間、そして技術部での活動を通じて、最も現在に活きていると感じるのはコミュニケーションの姿勢です。たとえば、エコカー製作はチーム一丸となって1台の車をつくりますが、それぞれが本気で取り組めば意見がぶつかるときもあります。そうした場面で諦めずに、さらに一致団結していく流れを作るためにコミュニケーションを工夫すると、上手くいくことが多々ありました。
また、技術部では取り組みたいことがあるときには、生徒自らが企画を立案し、必要な予算を学内で確保するところから始めます。その過程で必要なものに気づき、協力してもらうためにほかの人に依頼する、生徒会や先生からの依頼を受けて学内でものづくりをして対価を得る、といった経験をします。そうした自分の領域外の人とも意見を交わしながら共通のゴールを目指すという姿勢が身についたことも、大切な経験でした。
関東学院中高の大きな特徴は、さまざまな機会と選択肢が多い点だと思います。選択肢が多いということは、中高生のころから自分で考えて決めなくてはいけないということ。これは早くから広い視野を持つ上で重要ですし、自立につながります。また、宗教を学ぶ機会や地域との関わりなど、ほかの人ができない経験を得る機会が多いことは、自分自身の強みになると卒業してから気がつきました。
本田宗一郎が言った「やってみもせんで、何がわかる」という言葉があります。機会に恵まれている中で、挑戦せずに後悔することはもったいないです。挑戦したことはたとえ失敗しても糧になると信じて、これからも楽しみながら挑戦していきたいと思います。