教育・カリキュラムについて
PHILOSOPHY
日々少しずつ触れる聖書が、心を豊かに育み、生きる力を培う

聖書科主任
田中 尚美
(担当教科:聖書)
関東学院中高の宗教教育は、生徒たちが自己理解を深め、他者を尊重し、社会の中で貢献できる豊かな人間へと成長していくことを目指しています。
生徒のご家庭の多くはキリスト教徒ではなく、入学して初めて聖書や礼拝に触れる人がほとんどですが、日々少しずつ学ぶ聖書の時間は、6年後大きな差となって表れます。生徒がありのままの自分を肯定する自己肯定感を育むことや、自分の意見だけでなく相手の声に耳を傾け、相手の願いを理解し、それに対して自分がどう行動すべきかを考えることにつながるからです。
「自分とは何か」を深く問い、他者を尊重する心を育む
聖書の授業は、単なる知識の習得にとどまりません。「なぜ私たちはこの世に生きているのか」「どのように生きていくべきか」「社会の中でどのような使命があるのか」といった根源的な問いに向き合い、自分と社会、自分と世界、自分と隣人、そして自分と神との関係を考える中で、「自分とは何か」を深く追求します。
さまざまな学びや考えを知ることで、自分がどこに立って物事を見るのかを考えることができます。そのために聖書は重要な役割を果たしています。
◆聖書の学び◆
【中1】
聖書の基礎とキリスト教の基本的な教えを学ぶ
【中2】
旧約聖書を中心に学びを深める
【中3】
新約聖書を中心に学びを深める
【高1・2】
キリスト教と歴史(特に西洋史)を学び、キリスト教が歴史に果たした役割を理解する
【高3】
「現代社会とキリスト教」をテーマにディスカッションやディベートなどを用いて学びを深める
